電解水の取説コラム
空気感染とは 感染経路対策とその問題点
※あくまで筆者の独断と偏見があることをお許しください。
昨年より続く新型コロナ感染症ですが、今回の第5波は想像以上に大きな波になっています。国外から現れた「デルタ株」が最近の新規感染者のおよそ9割だそうです。
全国の新規感染者数は50万人に到達するまでには1年3か月ほどかかっているのですがそこから100万人になるまでにおよそ4ヶ月、8月6日に100万人に到達してからはたった26日で150万人に到達してしまいました。
諸外国でも150万人を超えている国は27か国ほどあるとされてますが、国ごとの規模感でいえば日本がどれだけ感染者が多いか理解できると思います。
「衛生大国」と言われている日本でこの状況というのはどうなのでしょう?
起こってしまったことは確かに仕方のないことかと思いますが、起こってしまった経緯を調査し、感染症対策を行うという次の手ですら出遅れてしまっているのではないのでしょうか?
ではその遅れてしまっている原因は何なのでしょうか?
感染経路の対策と問題点
今までは接触感染・飛沫感染が主な要因とされ、その為「三密」「マスク」「ソーシャルディスタンス(約2m離れる)」を念頭に置き対策が行われてきました。
感染経路について…
- 接触感染…皮膚・粘膜の直接的な接触または手すりやタオルなどのような物体の表面を介しての間接的な接触 により感染すること(通常インフルエンザなどが該当)
- 飛沫感染…菌・ウィルスがくしゃみやせきなどによって、細かい唾液などに包まれて空気中に飛び出し約1mの範囲で人に感染させること(通常インフルエンザやおたふくかぜなどが該当)
- 空気感染… 菌・ウィルス が空気中に漂い1m以上移動し感染させること(はしかや結核などが該当)
しかし7月9日に日本でも指標としているWHOから新型コロナウィルスに関する新たなガイドラインが出ました。そこには“換気が不十分な場所で新型コロナウィルスが「空気感染」することは無視できない”と記載がありました。
「空気感染」が本当のことだとすると今までの対策だけでは不十分であり、ソーシャルディスタンスの2mという距離では厳しいものがあります。
空気感染ではエアロゾルなどとも呼ばれ、長いものだと3メートル空間を漂うことになるそうです。
空調などを使い室内の乾燥した空気で飛ぶようになれば3mほどの浮遊、設置面に付着してから48時間と感染リスクは必然的に高くなります。
更にはまだ現状どの程度なのかわかってはいませんが、変異株である「カッパ株」「イータ株」なども空港検疫で出ているとのことです。現段階では「ミュー株」までの12種類が変異株が発見されており
一部情報ではミュー株ではワクチンが従来の7分の1程度しか抑えられないとの検証が出たとの報告もありました。
この状態での規制緩和は新規感染はもとより再感染(ブレイクスルー感染含)のリスクも格段に上がってしまうのではないのでしょうか?
対策に有効な手段とは?
対策として有効な可能性があるのが今までの対策にプラスして出来る空間噴霧なのではないかと思います。
空間噴霧の効果として
- 空間を加湿することで(40%~60%)空気中の菌類の浮遊時間を減らす
- 物品・壁・床などに付着した菌類を減らす
- 人の出す臭いに強いので消臭効果が期待できる
以上の事柄が挙げられます。
さらには副次的効果として飲食店、商業施設などでは「対策の可視化」が出来ることで来店される方への安心に繋がるかと思います。
目に見えないものと戦っている以上目に見えにくい対策をしていてもなかなか安心は得られませんが、エビデンスなどの確証がしっかりと取れていれば何よりも強い訴求になります。
実際、他社様ではありますが空気感染のリスクを踏まえ噴霧実験を行ってよい結果が出始めており、さらには噴霧による人への健康被害の報告も上がっていません。
業界がというよりは、様々な方がこの未曽有の危機に関して思うところがあり、しっかりと動いているからこそ出てきた結果であると思います。
つい先日、空間噴霧についての質疑などが大臣の下で行われ、早速一部ではありますが空間噴霧についての文言が一部変更がありました。
“ なお、「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(※)」の「5.(補論)空間噴霧について」の【参考情報3】において、「消毒効果を有する濃度の次亜塩素酸水を吸い込むことは、推奨できません。」としておりますが、これは、消毒効果を有する濃度の次亜塩素酸水を人の眼や皮膚に付着したり、吸い込んだりする恐れのある場所で空間噴霧することを推奨しない、という趣旨です。
個々の製品の使用に当たっては、その安全性情報や使用上の注意事項を守って適切に使用する必要があります。 ”
厚生労働省:新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)より 引用
この一文が9月5日付にて掲載されました。
内容としては少しわかりにくい形を取っていますが、自分なりに解釈すると
昨年6月に出された有効とされる指定の濃度、塩素濃度「80ppm」以下または「35ppm」以下の濃度であれば噴霧も問題がないということではないでしょうか?
「いかなる場合であっても噴霧は推奨しない」というある意味「規制」がかった文からはかなりの改善がされたのではないかと思います。
弊社としましても数値を上げられているものよりも低い濃度30~35ppmでの運用をおススメしているため今まで通り問題なく使っていただけます!
もちろん、だからといって狭い空間に大勢が詰めかけるような集まりはよくないと思いますが、これで感染対策で困っている方々にも一筋の光明が差したのではないでしょうか?
弊社としましても変わらず使い続けていただいている方々へは更なる安心感を持っていただけることと共に、電解水給水器を導入又は検討していただいている方へは用途の広がりが持て、今以上に使いやすく、導入しやすい後押しになるかと思います!
もちろん曝露試験データ(動物実験)などは弊社でも持っていますので必要とあらば提示できますのでお声かけ下さい。
国としてのエビデンスを出すために国際医療福祉大学教授である松本哲哉氏も空間噴霧の安全性の確証を得るべく明文しております。
このことからいきなりは厳しいとは思いますが、ユーザー様のプラスになるような結果が出てきてくれると私自身確信しております!
いつまで続くのかわからないこのコロナ禍ではありますが、ゼロコロナからwithコロナへと変わっていっているように少しでも皆様が快適に過ごせるよう既存の対策とは別視点での方法が求められているのではないでしょうか。
上記した厚生労働省の一文がミエナイチカラなどに押しつぶされないように、情報を発信していければと思います。
弊社では今まではBtoBでの販売・レンタルのみを行ってまいりましたが、多数のお問合せやユーザー様のお声によりBtoC(一般消費者向け)向けにてレンタルプラン販売プランを設定いたしました!
弊社としましても初めての取り組みですがなにより皆様に使っていただきたい一心で上長の許可を取りました(笑)ので是非まずはご相談、見積でも構いませんのでお声かけ下さい!
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