電解水の取説コラム

裏付けのない情報にご注意を!

2020年09月04日

9月1日に北里研究所より

新型コロナウイルスに対する消毒薬の効果を検証
日常生活におけるSARS-CoV-2感染予防に有用な製品を評価
 より引用

というプレスリリースが発表されました。
この件に関してお問合せをいただきましたのでなるべくわかりやすく説明が出来ればと思います。

正直、表題のように色々と足りていない部分が多いのでニュースにはさほどならないとは思いますが誤報により勘違いを招く場合もございますので、ユーザー様、ご検討中の方々が不安になられてしまわないよう「正確な情報を」と思い筆を執らせていただきました。(一部筆者個人の考えが含まれていますのであしからず。)

まず色々と足りないと書かせていただいた点について

  1. 製品評価技術基盤機構(Nite)の検証で結果の出ている強酸性次亜塩素酸水・微酸性次亜塩素酸水についてなぜか検証を行っていない。
  2. Niteから試験機関から外された時の評価方法(他機関とは違う方法)をさらに厳しい状態にて行うことの真意
  3. 評価方法と書いてはいるが、ウィルス培養時のFBS濃度(おそらくFBS使用かと。)などの記載が一切ない
  4. 弱アルカリ性次亜塩素酸ナトリウムとあるが、おそらくph7.5以上なので電解次亜水に区分されるはず(そもそも何を指しているか不明)
  5. 表に次亜塩素酸水系とあるが全く別物の「次亜塩素酸ナトリウム」も入ってしまっている
  6. “日常生活における~製品を評価”とあるが100ppm以下の実際使用する範囲のものを評価していない

などあげればキリがありません。

一部説明がいる部分には説明を加えさせていただきます。

1.について
 世の中に出回っている次亜塩素酸系商品の大半がこの微酸性次亜塩素酸水と強酸性次亜塩素酸水にもかかわらず、そこをあえて避ける理由はないはず。

2.について
 他機関での評価方法と合わせないので検証にならず評価機関から外れているにもかかわらずまたその方法を試しているという疑問(Niteでの評価時に効果がないと同機関が自ら発表していた。)

3.について
 酸性電解水(次亜塩素酸水)は「有機物」に触れると効果がなくなってしまうという前提条件は十分に理解されているはずだが培養時の「FBS濃度」などを表記していないので正当性があるか疑問

4.と5.について
 言わずもがなですが、電解次亜塩素酸水と非電解次亜塩素酸水などの区分け以前に「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」を完全に混同している。知識不足ではないか。

6.について
 3省庁が合同発表した資料では35ppmと100ppm(ジクロロイソシアヌル酸Na)で効果とあるがそれえお基準に出さない理由がない。高濃度では効くというニュアンスがあるならば日本電解水協会のように出された基準以下を調べるべきでは?

あとこれはネット、ましてや「文部科学記者会、厚生労働記者会に同時に連絡~」 と大々的に情報を発信するものの務めとして誤りがある分をそのままに添削なしで出してしまうのはいかがなものかと思います。

プラスの情報がせっかくでても、謎のネガティブキャンペーンに毎度巻き込まれている気がしてなりません。

最近ではやっと落ち着いてきた「酸性電解水(次亜塩素酸水)」を取り巻く状況も、3省庁が合同で出した見解も含めて今までの情報を全否定するような結果を出されては

取扱の業者だからとかではなく、いままで塩素系漂白剤が有効と信じていた(適正濃度ならば)人たちへの混乱を招きかねません。

500ppmという高濃度でもかなり危険ですが、次亜塩素酸ナトリウムの1500ppmになってしまっては、簡単に使えない濃度になってしまっています。

実際このまま受け入れてしまうと、実質的にアルコールと界面活性剤しか使用できなくなるレベルかと思います。

今のこのコロナ禍だけでなく今後は今まで以上に「菌・ウィルス」に対する「除菌」などのイメージは強く残ることと思います。
そのための「本当に必要」になった時の選択肢は絶対に多くあるべきです。

私は「電解水・電解水生成器」の販売店なので意見が少し寄ってしまっているとは思いますが、日本発祥であるはずの「電解水(次亜塩素酸水)」が日本で活用できないままなのはおかしいと思いませんか?

今まで何年も研究を重ねてきて、畜産・酪農・歯科などの現場はもちろん、福祉施設・病院・学校・公的機関・オフィス・ジム・食品加工場と場所を問わず様々な場面で活躍してきた酸性電解水(次亜塩素酸水)の実績を

中途半端な内容を出すことでマイナスに受け取られかねない状況になっています。3省庁が時間をかけて発信したものの正式な修正を本人たちが行ったならいざ知らず

完全否定してしまっているのはなにがしたいのでしょうか?
商品名公表の某社がちょうど?始めたキャンペーンのための宣伝なのかと邪推してしまいます。

世界では日本の技術が認められ、酸性電解水(次亜塩素酸水)の噴霧での活用が大々的に行われております!アメリカ・イギリス・中国など様々な国で実用され始めています。

どこよりも早く始められるはずであった技術を生かすことなく終わってしまいかねない現状はだれが望んでいるのでしょうか。

向くべき方向を間違わないでいただきたい。

それにつきます。

できることをちゃんとやってほしいというのはわがままなのでしょうか。いつも考えさせられます。先日掲載した電解水の取説コラム「今出来ることをやろう。」も併せて読んでいただければと思います。↓↓↓↓↓↓

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